高収入で楽な仕事は実在した!学生時代に実働30分で1万円稼いだ肉体労働系のバイト。

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この記事では、私が経験した高収入で楽(と感じるかは人それぞれ)な仕事について紹介します。最初にお詫びしておきますが、当時の記憶を頼りに記事を作成しています。一部、用語や説明に誤りがありましたら申し訳ありません。

何がわかるの?
  • レアな仕事の業務内容
  • 仕事に必要な資格
  • 実際どれぐらい稼いだのか

高収入のバイトの仕事内容

先に言っておきますが、これから紹介するバイトは今はやっていませんが、自分にとっては本当に楽な業務内容だったなぁと思います。これまでの人生、正社員としては3度転職を経験し、アルバイトは6つほどの経験してきましたが、その中でも一番「割の良い仕事」であったのは間違いありません。

仕事の概要1

電車が並んでいる

では本題に入りますが、結論から言うと夜間の鉄道拡張工事や清掃に関連する業務です。会社員がみな家路につくことに、その仕事は始まりますが、「おいおい、その仕事はめっちゃ肉体労働で朝まで忙しいパターンだろ!?」と思いませんでしたか?

たしかに、その担当業務の方々も大勢いましたが、1日の作業員数は、協力会社全体で30人〜40人の中、私はその中でかなり特殊な業務を請け負っており、その作業ができる人員はその場に私一人しかいないので、レアなポジションであったことは言うまでもないかも。

仕事の概要2

鉄道工事の仕事には、様々な業務があります。工事を行う施工会社の他に、安全管理を行う会社、電気関連を扱う会社などです。私が配属していたのは電気関連を扱う会社だと思ってください。

駅を拡張する工事を行う際は、電車が走っている間は工事できませんので終電から始発の間に作業をすることになります。しかし、電車に電力を送る架線は電気が流れ続けているわけなので、人間が触れたらそれは危険です(架線は交流2万ボルトという高電圧が流れています)。

2014年には熊本県の駅で、高校生の持っていた釣り竿が架線に接触し、感電するという事故もありました。他にも大分県では、少年が電車の屋根に登り感電死するという事故も。

とまぁ、架線の危険性は伝わりましたよね?

架線について

電車の電気を送電するトロリー線
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先程説明した危険な架線は、簡単な図にするとこのようになっています。実際に電車に電流を送る線は「トロリー線」と呼ばれるものです。

業務スケジュール

1日の作業時間を見ながら、私が実際行う作業内容と、作業時間を説明します。

1日の勤務スケジュール例
  • 23:00「工事予定の駅に到着」
  • 23:30「作業内容の確認の夜礼」
  • 00:30「停電責任者が停電作業」
  • 01:00「検電作業員が停電確認」
  • 01:15〜04:00「施工会社の工事」
  • 04:00「撤収作業」
  • 04:15「流れ解散」

だいたいですが、1日の流れはこのようになっています。終電が終わってから、始発までの時間しか作業できないので、時間としては短いですね。そして黄色いアンダーラインを引かせてもらっていますが、そこだけが私の作業時間でした!仕事の種類をちゃんとした用語で説明すると「検電作業員」という名称だったはずです。

検電作業とは

夜中の1時頃に、電流が止まったかどうか確認するには、「架線テスター」「架線電圧計」「高圧検電器」(下記画像例)などと呼ばれている専用機器を使用します。私が実際に使っていた機器とは違う画像ですが、「うにょーん」と長く伸ばして、架線に触れさせてチェックする機器です。

架線テスター
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停電が完了したかをチェックする機器ですが、もし高電圧が流れていた場合は「ピッピッピッ」とお知らせしてくれるタイプでした。

検電作業には危険が伴う

絶縁ゴム長靴

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作業する時はこちらのような絶縁式のゴム手袋、ゴム長靴の着用が必須です!停電責任者が停電作業を行うといっても、架線への送電が止められていなかったら感電事故に繋がるわけですしね。架線にテスターを接続して「ピッピッピッ」と鳴らなければ、電流がしっかり止まったという合図ですね。

停電確認後の作業

停電を確認したあとも、架線には微弱ながら流れ続けている(と習った記憶がある)ので、それを電流を電車の通るレールに逃がして、より作業員の方々が安全が作業できるようにします。

イメージとしては下の写真のような感じです。架線とレールを特殊な機器で接続(以降、設置器具とします)することで、残る電流を地面に逃がしています。こうすることで、高所作業員の方が万が一、架線に触れても感電することがないようにするわけです。

架線とレールを繋ぐ画像

この設置器具の写真載せたかったのですが、すみません!昔のことなので正式名称すっかり忘れてしまい、画像検索もできず…。

情報収集していたら見つかりました

検電接地という機器での作業でした。

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設置器具取り付け後

私の作業が完了したら、施工会社の方々の出番です!重機で荷物を運んだり、清掃をしたり、色々な仕事がありますよね。それらは私の仕事ではないので、協力会社の方々が作業している時間帯は、プレハブの待機室でずっと待機です。

寝るか、ゲームするか、読書などをして過ごしていました、1日の作業時間の9割は「待機」ということです。待機時間の過ごし方は、会社ごとに方針もあるでしょうから、たまたま私の場合は緩かったのか。

当時は福祉系の資格取得を目指していたので、ちょうど良い勉強時間の確保にもなっていました。他の会社さんからは、よく「いいなぁ」と言われてました。

作業時間終了後

各社さんの作業が終了したら、設置器具を取り外して倉庫に片付けます。それが終わったら流れ解散ですね。終わった作業員から順番に帰っていた記憶があります。

私の撤収作業は10分程度で終わったので、特に大変なことはありませんでしたが、工事現場によって設置器具が1本で良い場所だったり、2本だったり、4本の時は流石に面倒でしたね。なんせ設置器具の一本辺りの重さが重いんだ。

高収入の仕事の実際の給料

タイトルでは分かりやすく30分で日給1万円と書きましたが、実際の作業する時間は30分〜1時間で、日給は交通費込で1万5000円でした。

割の良い仕事だな!と思っても実は拘束時間はけっこう長いんですよ。また、だいたい工事現場は都心部から電車で1時間程度かかる場所ばかりだったので、ドア・ツー・ドアと拘束時間を含めると7時間くらいかかっていた感じです。通勤には125ccバイクで通っていたので、作業終了して明け方5時過ぎに家に着いていた感じです。

副業として働きながら高収入バイトができるか

鉄道工事のバイトは、学生の頃から縁あってスタートしていましたが、新卒で企業勤めが始まったら流石に一旦ストップしていました。そして、諸事情がある職を変えたタイミングで、本職+副業で収入を得ることができていました(今はやっていませんけどね)。

当時の本職は児童福祉の仕事で、20代前半の同世代と比較するとやはり実入りは少ない方でしたので、副業のお陰で随分助けられたなと思っています。

当時の1ヶ月の収入
  • 本業の月収「19万円(税引き後)」
  • 副業の月収「7万〜10万(税引き後)」

副業は勤務日数で左右されていたので振り幅がありますが、土日に7日働けば10万円に到達していました。

レアな仕事に必要な資格

アルバイトとはいえ、電気を取り扱う仕事なので資格が必要でした。といっても働きながら責任者に「資格必要だから一緒に講座受けに行こうよ」と言われた、ゆるーい感じです。本業の方にこんな話聞かれたら怒られちゃうかもしれませんね!いけない、いけない!

検電作業員に必要な資格
  • 低圧電気取扱者
  • 高圧・特別高圧電気取扱者

これらは資格というのか、講習会とテストを受けて取得できるものでした。

まとめ

この記事を作っていて思いましたが、高収入といっても拘束時間は長く、専門知識も多少は必要で、関電するリスクもあるっちゃあるので、業務内容に見合った給料だったんだなと思いました。

※リスクがあるといっても、そうならないように関連会社は「作業手順」「仕組みづくり」などがしっかりとマニュアル化されていますよ!

世の中には色々な仕事がありますね。

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