【子育て】電気の消し忘れ防止グッズ(斜め取付け) | 行動学の視点

電気の消し忘れ 暮らし全般

玄関や廊下、洗面所やトイレの電気を消し忘れることありませんか?私もよく忘れてしまうのですが、意識していても忘れるのは病気なのかも?と思ってしまうこともありました。

しかし行動分析学について調べてみたら、どうやら人間としての一つの特性であるというのが見えてきました。

この記事では、電気を消し忘れてしまう原因と、消し忘れを防止するグッズについて紹介します。電気の消し忘れがなくなることで、子どもや家族へ注意する回数も減ります。これで一つ、豊かな生活を手に入れましょう!

こんなコトに困っていませんか?
  • 電気を消し忘れて困っている
  • 少しでも電気代を節約する方法はあるか
  • ダウンライトが斜め取付けでも人感センサーを使いたい
こんな情報をお届けします!
  • 電気の消し忘れによるストレスから開放!
  • 年間の電気代が少し節約になる
  • 斜め取付けのダウンライトを人感センサーにする

電気をうっかり消し忘れる行動分析学

電車で傘を忘れてしまうのは、電車を下りた先で雨が降っていない場合

みなさんは、傘を電車やコンビニに置き忘れたこと、経験ありませんか?私はあります。今までの人生で5回以上はあるはず(多いー!)です。

「ひと雨五百本」とも言われていますが、雨が降ると誰かしらが傘を忘れてしまうのには、行動随伴性(こうどう ずいはんせい)が低いことに原因があると言われています。

行動随伴性とは少しむずかしい言葉ですが、「ある行動をすると一緒についてくる(随伴する)環境の変化」です。

地下鉄で考えると分かりやすいです。電車を下りても地下は雨が降っていませんよね。電車の中に傘を忘れても忘れなくても、電車を下りた先の環境は何も変化がありません。

一方、雨が降っている日のコンビニは、傘をコンビニ内に忘れると、外で雨に濡れてしまいますが、傘を持って出ることで、雨に濡れません。「傘を持って出る」ことに随伴して「雨に濡れない環境」になります。

人は、随伴するものがあると、行動しやすいことが、何となくイメージできましたか?

「行動随伴性」をトイレの電気で説明

キレイな個室トイレの内装

トイレで用をすます手順を分解してみると、このようになります。

手順を分解
  1. 電気をつける
  2. ドアを開けて中に入る
  3. 用をすます
  4. 水を流す
  5. トイレから出てドアを閉める
  6. 電気を消す

自宅のトイレは電気をつけることでトイレ内の環境が明るくなります。このように「電気をつけること」に「明るくなる環境」が付いてきていますね。これが行動分析学の分野で行動随伴性と言われています。

なぜ電気を消し忘れてしまうのか

電気を消すタイミニングは、トイレを出てドアを締めてからです。電気を消しても、トイレの外が明るくなったり、暗くなったりすることはありませんので、行動随伴性がないことになります。

人は随伴性がない行動は忘れにくくなります。私の解釈で少し雑な表現をすると「人はメリットがないと行動できない」ので、トイレの電気を消すことは忘れる人が多いというわけです。

行動分析学に関するオススメの本

電気の消し忘れを防止するための行動科学

「電気を消す」行為に、行動随伴性を与えれば良いのですが、さぁ何ができるでしょうか。

電気を消すたびにお金が貯まるとか!

それはいいですね!お金の出どころの問題がありますが。

消し忘れた時の電気代が可視化されてるとか!

それもプレッシャーになって、電気を消す習慣になりそう!

現実的に考えてみる

現実的に考えてみましょう。電気を消すことにポジティブな随伴性があれば良いのですが「お金なんて誰がくれるんじゃー!」って感じですよね。電気消し忘れによる無駄遣いが料金で表示されているのは面白そうですが…。

子どもの叱り方に気をつけて注意する

電気の消し忘れを叱るくらいの年齢ということは、一人で身の回りのことができる4〜5歳以上の子どもだと思います。そういった子に「電気また消し忘れてるよ!」なんて叱るのは、親も子も精神衛生的に疲れてしまいますね。

子どもは4歳半頃から、相手の立場を考えて行動できるようになってきますので、もし叱る場合は「なぜそれが良くないのか」を具体的に説明すると良いでしょう。

ただし、電気を消し忘れるのは大人ですらありますので、うちの子ども達に注意したところで当然なくなりません。

根本的な原因を取り除けば良い

ダウンライトの画像

そこで大活躍してくれたのが、人感センサー付きLEDライトです!

我が家で人感センサー付きLEDライトを検討した場所は、トイレ・廊下・洗面所・玄関の4つです。この4つのうち、設置したのは「洗面所」と「玄関」の2箇所のみにしました。

購入した人感センサー付きLEDライト

私が購入したのはこの商品ですが、結果的に大満足しています。

この商品を選択したのにはいくつか理由がありますので、以下に説明します。

まず、我が家のダウンライトは斜めに取り付けるタイプでした。

真上からではなく斜めから差し込むタイプ

そして、人感センサー付きライトで多い種類はE26口金で、我が家はE17口金タイプだったので、E17口金を探してみたところ、電球サイズが大きく、取り付けられないことが分かりました。

探し出した救世主

そこで探し出した救世主が、「斜め取付け用の変換ソケット」です!1個あたり500円未満で購入できます。リフォームするより断然おトクですね。

取付け方法は、とっても簡単です。

取付手順の説明書の画像

変換ソケットを取り付けたあとは、E17口金の人感センサー付きライトを取り付けます。

完成形はコチラ!

変換ソケットと人感センサー付きライトを取り付けた写真
玄関に取り付けた様子のアップ写真

明るさも十分!LEDライトなので40,000時間は交換不要で経済的ではないか!

人感センサー付きダウンライトの良いところ

他の商品と比較して安い値段でした。大手メーカーの製品は高めの値段設定なので、試しに使ってみるにはちょっと…。

また、他の商品では点灯時間が40秒や60秒といった短めの時間が多かったのですが、購入したライトの点灯時間は120秒と長めの仕様です。

我が家はちびっ子がいて、保育園の登園準備時間は玄関が慌ただしくなりますので、朝の準備中に電気が消えたら嫌でした!120秒はいいですよ〜。

設置場所を洗面所と玄関にした理由

人感センサー付きライトを設置したのは最終的に洗面所と玄関にしましたが、トイレと廊下を止めた理由について説明します。

トイレの設置を止めた理由

トイレへの設置を止めた理由は点灯時間です。120秒と長めではありますが、用をすませている間に消灯してしまう可能性が高い時間です。

自分だけならまだしも、小さい子どもや、お客さんがトイレに入っている時に急に電気が消えてしまっては申し訳ないと思い、トイレへの設置は断念しました。

人感センサー付きライトは、周囲との温度変化を検知して点灯します。トイレで長時間ジッとしているわけではないので、通常の使い方であれば、急な消灯を心配する必要はないでしょう。

廊下の設置を止めた理由

どの家庭でもそうですが、玄関と廊下は繋がっています。玄関の真上のダウンライトと廊下のダウンライトの位置が近いようでしたら設置は止めた方がよいでしょう。

実際に試してみて分かりましたが、人感センサー付きライトは昼間の明るさの環境では点灯しないような仕組みになっています。一見便利そうに感じるのですが、その明るさは部屋の中も例外ではありません。

廊下の電気が付いていると、玄関の人感センサー付きライトが反応しにくくなりました。そのため、どちらか一方のみ取り付ければ良いと判断しました。

玄関は、ドアを開けてすぐに人感センサーが反応して点灯してくれるので、取り付けて大正解でしたね!

買い物袋で両手がふさがっていたり、ベビーカーを玄関に入れる時などは電気を付ける余裕もないので、自動で電気が付いてくれて助かります!最近の新築マンションでは人感センサー付きライトが常設されている場合が多いですね。

【余談】口金の種類

築20年オーバーの我が家のマンションでは、ダウンライトのサイズがすべてE17口金でした。最近の新築マンションではE26が多いので、購入する際は忘れずにサイズを確認してから買ってくださいね。

口金の種類は26mmから11mmと幅広い
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人感センサー付きライトの電気代

こちらの商品の電気代について説明します。

まず、人感センサー付きライトの仕組みですが、消灯している間は待機電力を消費します。周囲の熱変化を検知できるよう待機しているのですね。この待機時の電気代が 0.1W と表記されています。

0.1Wの電気料金がいくらなのか計算してみたところ、1年で23.6円でした。※基本となる電気代は税込27円/kWh(※公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 新電力料金目安単価)とした場合。

待機電力0.1wの年間の電気代を計算
  • 「1kWh=1,000Wh」
  • 「1W÷1,000×1時間(h)×27円」=0.027円が1Wの1時間の電気代
  • その10分の1の消費電力なので1時間で0.0027円です。
  • 「0.0027円✕24時間✕365日」=「約23.6円」が1年の待機電力代

ここで1日1時間電気の付け忘れを繰り返した場合を考えてみましょう。本商品の電気代は4.3Wですが、計算を簡単にするために4Wとします。

1日1時間消し忘れの電気代
  • 「1W÷1,000×1時間(h)×27円」=0.027円が1Wの1時間の電気代
  • その4倍の4Wでは「0.027円✕4W」=1時間あたり0.1円の電気代
  • 「0.1円✕365日」=「約35.5円」が1日1時間消し忘れた場合の電気代

1日1時間電気の消し忘れがあると、年間12円ほどの節約になりますー!(ドヤ!)

計算してみましたが、インパクトが低い節約でしたね。それでも、消し忘れを注意するストレスからは開放されますので、十分生活が豊かになる方法の一つだと感じています。

まとめ

この記事で紹介した内容はこちらです。

  • 電気の消し忘れは行動分析学の視点から見ると誰にでもよくあることである
  • 斜めに取り付けるダウンライトでも変換ソケットを使うことで人感センサー付きライトを設置できる
  • 人感センサー付きライトを使うことで僅かながら電気代を節約できる
  • 最大のメリットは消し忘れによるストレスがなくなること

以上になります。気になった方はこちら是非ご購入くださいね。

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